「債務整理」に関するQ&A
信用情報に登録されるとどんな影響がありますか?
1 信用情報に事故情報が登録されると新たな借入れ等が困難に
信用情報機関が管理している信用情報には、債務者の方の借入れや返済の情報が登録されています。
そして、長い期間返済を滞納したり、債務整理を行うと事故情報が登録されます。
事故情報が登録されている状態の場合、信用情報機関に加盟している貸金業者や金融機関、クレジットカード会社から新たに借り入れることは困難になります。
また、新たにクレジットカードを作ることもできなくなります。
一定の期間が経ち、信用情報が消えた場合、その後であれば基本的に新たな借り入れやクレジットカードの作成はできるようになります。
以下、信用情報の仕組みと、事故情報が登録されている状態の借入れの注意点について説明します。
2 信用情報の仕組み
信用情報機関には、CIC、JICC、KSCの3つがあります。
貸金業者や金融機関、クレジットカード会社はこれらの信用情報機関に加盟し、貸し付けなどの審査をする際、信用情報を参照できるようになっています。
貸付け等をした場合には、信用情報にその旨が登録されます。
そして、数か月返済の滞納があったり、債務整理を開始すると事故情報が登録されるようになっています。
事故情報は、滞納が続いている限りは登録され続けます。
債務整理をした場合、手続きによって登録される期間は異なります。
3 事故情報が登録されている状態の借入れの注意点
信用情報に事故情報が登録されていると、基本的に新たな借入れができなくなることは説明したとおりです。
ところが、逆にそのような状態の方に対してアプローチしてくる貸金業者もいると言われています。
このような貸金業者には注意をする必要があります。
例えば、自己破産をしたような場合には、7年間程度は一般的な貸金業者等からの借入れはできなくなります。
しかし、自己破産の原因がギャンブル依存症であったような場合、またギャンブルをするためにお金を借りたくなる可能性があります。
このような人を狙って、時には違法な貸金業者(いわゆるヤミ金)お金を貸し付けるという話をしてくることがあると言われていますので、絶対に借りないようにしてください。
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