自己破産のご相談をお考えの方へ

自己破産を弁護士に相談する際には、確認して把握しておいた方がよい情報があります。

弁護士の立場としても、こういった情報を確認しておいてもらえるとありがたいという事項がありますので、それらをご紹介しようと思います。

自己破産をするにあたっては、誰にお金を返さなければならないのかを正確に把握しておく必要があります。

金融会社かその他の借入れかを問わず、誰から借りているのかを弁護士に伝えられるよう、確認しておくとよいといえます。

カードや請求書の有無も確認しておくと有益な場合があります。

また、車のローンなどについては所有権留保の有無を確認しておくと話がスムーズです。

奨学金や車のローンは、保証人がついていることが多いですので、保証人の有無と、誰が保証人になっているかも確認しておくとよいといえます。

近年は、インターネット上での後払い決済サービスを利用している方もよくいらっしゃいますので、そのようなサービスを使っていないかどうかも確認しておくとよいでしょう。

自己破産をするにあたっては、資産の状況も把握し、裁判所に報告する必要があります。

どこの金融機関に口座を持っているのか、どこの保険会社の保険に入っていて、解約した場合の返戻金の見込み額はいくらかといったことも確認しておくとよいでしょう。

また、親が亡くなっている方で、亡くなった親が不動産を所有していたという場合には、その名義がどうなっているかなども確認しておいたほうがよいこともあります。

不動産を相続している場合もあるからです。

自己破産を相談するくらいの状況になっていると、自分がどのようなお金の使い方をしているのかを把握されていない方もいらっしゃいます。

自分の収支状況を把握することは、破産手続きをするためにも、今後の生活を立て直すためにも必須ですので、自分の必要な支出はどのようなものがあって、いくらくらい必要なのかも確認しておくとよいでしょう。

自己破産を考えているが、どのように弁護士を探したらよいかわからない、どの弁護士に依頼したらよいかわからない、という不安を持たれている方もいることでしょう。

そこで、自己破産で弁護士を探す方法について解説していきます。

最も多くの方が利用する方法として、インターネットで検索する、という方法があります。

検索の仕方としては、Googleやヤフーなどの検索サイトから、「自己破産　弁護士　大宮」、「債務整理　弁護士　大宮」などと、検索したいワードと地域名を一緒に入れると、地元で自己破産や債務整理に力を入れている事務所がヒットしやすくなります。

そして、ホームページの中に、自己破産に関する情報などが掲載されている場合には、その記載内容の詳しさや、法律の専門家でない一般人が見てもわかりやすい内容となっているかなどに着目していただくと、自己破産に関する知識・経験が豊富かどうか、ある程度把握できると思います。

自己破産の手続きを適切かつスムーズに進めることができるかは、弁護士の知識・経験に左右される部分もありますので、知識・経験が豊富そうな弁護士を探すと良いかと思います。

なお、基本的に債務整理に関する相談は、弁護士が依頼者となる方と直接面談をすることが義務付けられています。

しかし、全国対応をうたいながら東京や大阪にしか事務所がないなど、直接面談義務を果たすことなく、電話やメール等でのやり取りだけで済ませる弁護士がおり、弁護士会も問題視していますので、そのような弁護士は避けた方が良いです。

弁護士会や、法テラスなどで相談を受け付けている窓口が設置されている場合があり、それらの相談窓口を通じて弁護士を探すという方法もあります。

もっとも、この方法で弁護士を探す場合、債務整理を得意とする弁護士に当たるかどうかは運次第です。

場合によっては、知識・経験が少ない弁護士に当たってしまったり、磯が数からという理由で依頼を受けてもらえなかった、といった話を聞くこともあります。

相談内容に対する受け答えや説明の分かりやすさなどから、安心して任せられそうか判断することをお勧めします。